8月の時候・季節の挨拶の書き方について
挨拶の形式や書き方
時候の挨拶や季節の挨拶には、特定の形式や適切な書き方があります。
1. 時候の挨拶の基本ルールを振り返る
時候の挨拶や季節の挨拶には、特定のスタイルがあります。
文章の最初に「こんにちは」などの頭語を入れ、その後に前文、主文、末文を書きます。最後に「それではまた」「さようなら」などの結語で締めくくります。結語は頭語と対になるように使います。
2. 相手に合わせて「漢語調」「口語調」を決める
漢語調は、かしこまった礼儀正しい印象を与えます。ビジネス上の付き合いや上司・上席に対して使うのに適しています。一方、口語調は相手との親しみを表現できます。親しい人やあまりフォーマルでない相手に使うことが多いです。時候の挨拶が漢語調か口語調かで、文章の印象が大きく変わります。
3. 適切な言葉を選ぶ
8月の挨拶をする際は、時期に合った言葉を選ぶことが重要です。上旬、中旬、下旬で適切な言葉を選ぶようにしましょう。
8月の挨拶を選ぶ際に参考になるのが「二十四節気」という古代中国の農作業の目安として使われた暦です。四季が6つに分類され、それぞれに「春分」「夏至」「冬至」などの名前が付けられています。
8月の二十四節気は以下の通りです。
大暑(たいしょ):7月23日頃から8月6日頃まで
立秋(りっしゅう):8月7日頃から8月22日頃まで
処暑(しょしょ):8月23日頃から9月7日頃まで
ビジネス用の8月の挨拶書き出し
8月の挨拶状では、上旬、中旬、下旬にふさわしい時候の挨拶を用いることが大切です。
8月は体感的には真夏ですが、二十四節気では「秋」の始まりです。そのため、立秋(8月7日)までが夏の暑さに関連する言葉を使える期間です。
立秋から処暑(8月23日)までは「残暑」、処暑以降は「初秋」を連想させる言葉を選ぶようにしましょう。
8月上旬に使える例文
晩夏の時候に、お目にかかることができますことを心より喜ばしく存じます。いつも格別なご配慮をいただき、心から感謝申し上げます。
残暑の時候に、お目にかかることができますことを心より喜ばしく存じます。いつもお気遣いいただき、深く感謝申し上げます。
8月中旬に使える例文
立秋の時候に、お目にかかることができますことを心より喜ばしく存じます。いつも格別なご愛顧をいただき、心からお礼申し上げます。
残暑の時候に、皆様がますます健康であることを喜ばしく存じます。いつもお力添えいただき、心から感謝申し上げます。
8月下旬に使える例文
初秋の時候に、皆様がますます元気であることを喜ばしく存じます。いつもお気遣いいただき、心から感謝いたします。
処暑の時候に、貴社がますますご繁栄であることをお祝い申し上げます。いつもご支援いただき、心からお礼申し上げます。
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