2月時候の挨拶:シーンごとの使い分け
そもそも時候の挨拶って?
手紙や文書の書き出しに使用される、季節や気候に関する言葉を用いて相手の安否を気遣う表現のこと。 送る相手の関係性や月の上旬・中旬・下旬のタイミングによって使う表現が変わります。 ≪構成≫ 【前文:「拝啓」などの頭語⇒時候の挨拶⇒相手の安否を気遣う言葉⇒自分の近況など】 【主文:本文】 【末文:結びの挨拶(相手の健康や繁栄を祈る言葉)⇒「敬具」などの結語】 【後付:日付、署名、宛名】 ≪表現の使い分け≫ ・漢語調:短く簡潔に表した、かしこまった表現/ビジネスシーンや目上の人向け ・口語調:話し言葉でやわらかい表現/友人や親しい関係の人向け ≪漢語調≫ 季節を表す言葉+「~の候」、「~のみぎり」「~の節」「~の折」を組み合わせます。 それぞれはいずれも今でいう時期や頃を意味しています。 「みぎり」はよく女性が使っていたようで、いまでも男性は使わないそうです。 ~の候よりやわらかい印象になりますね。 ≪口語調≫ 漢語調を読みやすく、やわらかい印象を与える表現です。 親近感のある言葉を用いるので、友人など親しい相手へ使います。
2月時候の挨拶の使用例
2月は「大寒」「立春」「雨水」にまつわる言葉を用いりましょう。 ・2月全般 漢:向春の候、梅花の候、梅鶯の候 口:春が訪れるころとなりました、梅の花が咲くころとなりました、梅がほころび鶯の鳴く頃となりました 例)拝啓 梅花の候 皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 梅のつぼみが膨らみ日中はいくらか寒さもゆるんでまいりました。 ・2月上旬 漢:暮冬の候、晩冬の候 口:冬も終わるころとなりました ・2月中旬 漢:立春の候、余寒の候、残寒の候 口:暦の上では春となりました、立春を過ぎても寒さがぶり返すころです ・2月下旬 漢:雨水の候、残雪の候 口:雪から雨へと変わり雪や氷の解けだすころとなりました などがあります。時候の挨拶を用いて手紙等を送る場合は、手紙を書いている時期に合わせ季節の挨拶を選びましょう。
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